「地元の遺跡をまなぶ会」の第2回目の講義が開催されました。

日時:平成30年7月10日(火)19:00~20:00
場所:小出コミュニティセンター 第一会議室
講師:加藤大二郎さん(茅ヶ崎市教育委員会社会教育課)

第2回のテーマ:「茅ヶ崎市内の遺跡を知ろう」
全9回のご案内のチラシはこちらです。

縄文時代前期の海岸線の様子です。6〜7000年前、地球は最も暖かくなり、海水面は上昇しました。新湘南バイパス北側のガケ面まで海が押し寄せていました。寄せる海に山は削られていったと思われます。

茅ヶ崎市の地形は(1)元からあった北部の台地、「縄文時代」以降の海水面の下降によりできた(2)南部に広がる砂丘、(3)砂丘地帯の西側に相模川が残した微高地、という大きく3つの地形に分類できます。

茅ヶ崎市における「周知の埋蔵文化財包蔵地(ほぼ「遺跡」の意)」は平成30年6月末時点で216箇所あり、3つの地形ごとに分布の特徴があります。

今日は砂丘地帯の遺跡を2つ(石神遺跡、居村B遺跡)、沖積微高地の遺跡を1つ(宮ノ腰遺跡)を簡単に紹介します。小出(台地)周辺は第5回の講座でお話しします。

砂丘地帯:茅ヶ崎市元町にある「石神遺跡」の調査の様子です。2〜3mの砂に埋まった遺跡です。

同じく砂丘地帯:茅ヶ崎市本村の「居村B遺跡」の場所です。砂丘と砂丘の間の凹地(低湿地)に立地しています。現在でも地中の浅いところで水気を帯びる地域であることから、木簡(もっかん)等の特殊な製品が出土します。

沖積微高地:茅ヶ崎市浜之郷にある「宮ノ腰遺跡」の調査風景です。砂まじりの粘土の上に立地しています。以上、南部はまさに「砂まじりの茅ヶ崎」です。

2回目の講義も30名以上の方々が出席され、茅ヶ崎の(日本の)悠久の昔に思いを馳せました。

全9回のプログラムの予定は以下の通りです。
*場所:小出地区コミュニティセンター第1会議室(人数により変更させていただく場合があります)
*時間:すべて19:00〜20:00

開催日 テーマ 概要
第1回 平成30年6月12日(火) 遺跡とは 遺跡のでき方や、発掘調査の仕組みについての基礎をお話しします。
第2回 平成30年7月10日(火) 市内の遺跡 茅ヶ崎市内で発見されている遺跡について概説します。(小出周辺は第5回で)
第3回 平成30年9月11日(火) 人類の歴史 縄文時代ってどんな時代?弥生時代ってどんな時代?知っているようで知らない、人類の歴史を概説します。
第4回 平成30年10月16日(火) 考古学の世界 遺跡の情報から昔の文化、歴史を研究する学問である考古学の研究方法を具体的にわかりやすく紹介します。
第5回 平成30年11月13日(火) 小出周辺の遺跡 小出周辺で発見されている遺跡について概説します。
第6回 平成30年12月11日(火) 下寺尾官衙遺跡群1 下寺尾官衙遺跡群を取り巻く基本的な情報(位置、立地、歴史的な環境)をお話します。
第7回 平成31年1月8日(火) 下寺尾官衙遺跡群2 下寺尾官衙遺跡群の古代遺跡として発見されている内容をお話します。
第8回 平成31年2月19日(火) 遺跡と史跡 遺跡と史跡の仕組みについて概説し、全国に存在する様々な史跡を紹介します。
第9回 平成31年3月12日(火) 一年を通して これまでの内容を振り返り、これからの学習活動を考えましょう。(例えば「事前学習+実地見学」など。)